寂しいと思う気持ちが
頬に 冷たい雫を落とす…


散りばめられたジグソーパズルを
拾い集めようとしても
必ず何処かで ひとつは
見落としてしまう

久しぶりに見上げた空は
こんなに澄んでいるのに
私の隣に 君は いない…

寂しいと思う気持ちが
空に 暗い光を灯す
私は 君の愛に焦がれながら
静かにうつ向いた


寂しいと思う気持ちの果てに
もしも 君が立っていて
笑顔で両手を振っていたら…
私は うつ向いた顔を上げて
私も 笑顔で両手を振って
その腕に その愛に 迷わずに
飛び込んでゆきたい

寂しいと思いながら
頬を伝う雫を拭う

拾ったパズルの一欠片を
壊さないように仕舞った
寂しいと思う心を
そっと、優しく抱くように…
















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