ねぇ、ぼくはあとどれくらい
この窓の外の景色を
あなたの隣で見ていられるのかな
時間はいつも ぼくのことを
構わずに おいていってしまうのだけど
あなたはぼくのこと 置き去りにしないでいてくれる…?
独りは いやなの
独りにしないで?
ねぇ、おねがい
今はただ この雪の降る空を
一緒に見ていたいの…
ね、手をつないで
子守唄みたいに優しい声を聞きながら
まどろむぼくの瞼にそっと触れた唇
優しい優しいあなたを感じながら
ぼくは眠りへと誘<いざな>われてゆく…
おやすみ おやすみ
また明日も
大好きなあなたの傍にいられるといいな
夢の中でも一緒だったらいいな なんて
欲張りな願いごと、かな…?
また明日 きっとまた
いつものように
すてきな 夢のような
一日が始まりますように
大切な 大好きなあなたと祈る
ほんのささやかな 願いごと
遠いお星さまに 届きますように…
明日 もし 雪がやんでいたら
外に出てみよう?
ね、手をつないで。